百々あずささん
土曜日、ラジオを聞いていたらベルリン在住のオペラ歌手、百々(どど)あずささんが出演されていました。
このかたは、愛知県生まれ。私立滝学園高等学校卒業。国立音楽大学声楽科卒業。
その後、イタリア政府給費留学生として渡伊。イタリアの国立音楽院声楽科を卒業され、現在はヨーロッパを中心に活躍されています。
何不自由なく、トントン拍子で成功されたかと思いきや‥
彼女、バイタリティあります。
イタリア政府からの奨学金支給があるのは1年間のみであとは資金繰りが難しく 日本に戻るケースが多いそうです。あずささんの場合は、2年目からバイトをし資金不足を乗り切ったそうです。
ここで、おおいに役立ったのが学歴でした。
国立音大ではなく、滝学園高校という学歴が。
どういうことかと言うと‥
日本の自動車系会社からの海外出張者が多く住んでいる地区で、日本人駐在員の奥様と子供達に一般教養(国語、英語、数学)とイタリア語を教えたそうです。
愛知県からの駐在員が多く、滝学園は有名な進学校ということが周知されていて生徒さんが結構つき、
生活費を稼ぐことが出来たそうです。
やっぱり、トントン拍子?
その後の飛躍のきっかけになったのは、友達のオーデションに着いて行き3大テノールのルチアーノ・パヴァロッテに認められたことです。それから定期的にレッスンを受けることになり、道がドンドン開けて行きました。
メンタルが強くブレないので、運を引き寄せるのでしょうか。
すごいです。
百々さん、ラジオで面白いことを言っていました。
テノールの生徒さんが「どうしたら、高音が楽に出せますか?」
と、パヴァロッテに聞いたそうです。
「犬の吠えかたを、真似しなさい。」という答えが、すぐ返ってきたそうです。
力を抜いて、鼻の辺りに音を集め、腹筋を使う。決して喉を締め付けない。
という事を、犬の吠えかたに例えたのですね。
スタジオで、しばらく吠えかた練習が続いていました。 😉