余分なものってなんでしょう?〜音楽と子供の心の成長〜

「ピアノはいったんお休みしようと思います。中学受験の準備に集中したくて……」

そんなご相談をいただくことが、最近ときどきあります。

小学3年生の夏休みから塾に通い始める子も増えていて、それぞれのご家庭で大切にされている方針があるのは、当然のことです。

ただそのなかで、「音楽は今は必要ないかな」とお考えになるご家庭があることに、少しだけ切なさを感じることもあります。

音楽は、「余分なもの」なのでしょうか?

私はむしろ、これからの時代を生きていく子どもたちにとって、

音楽のような“心を育てる体験”こそが、とても大切なのではないかと思っています。

ピアノを弾くことで、

「できなかったことが、できるようになる喜び」

「丁寧に向き合う集中力」

「失敗しても、何度でもやり直せる力」

そんな経験を、自然と積み重ねていくことができます。

そしてなにより、

「自分の音で誰かを笑顔にできる」

そんな感覚を知っている子は、勉強や社会生活でも、

きっと周りを思いやる力を発揮してくれるようになります。

くらた音楽教室では、ピアノが上手になることだけでなく、

その先にある「人としての土台」を大切にしています。

もちろん、勉強も大事です。

でも、「勉強か音楽か」ではなく、「どちらも大切にできる」時間の使い方を、子どもと一緒に考えることもできるのではないかと思うのです。

一人ひとりの子どもたちの心に寄り添い、

音楽を通してその子の“らしさ”が育っていくお手伝いを、これからも丁寧に続けていきたいと思っています。

どうか、「音楽は人生の余白」ではなく、

「人生を豊かにしてくれる土台のひとつ」として、

ご家庭の中でも大切にしていただけたら嬉しいです。